【週プロ】週刊プロレスNO.1950 レビュー

【週プロ】週刊プロレスNO.1950 レビュー

最新号の『週刊プロレス』を筆者なりにレビューしていくコーナー。

表紙、筆者が注目した3記事+αをランキング形式でレビューする。

今週はNo.1950をレビュー。

 

今週の表紙

雑誌の「顔」たる表紙のレビューから。

3月末は各団体がビッグマッチを開催するのが恒例となっている。

去年はDDTの両国大会でKO-D無差別級王座を獲得した竹下が表紙だったが、今年は新日本、全日本、DDT、ドラゴンゲートの4分割掲載というという離れ業。

どの団体を表紙に載せるか悩んだ末、「全部載せちゃおう」ということになったか?

ここ最近の週プロの表紙としてはかなり珍しいデザインになっている。

 

注目記事【第3位】3.25 DDT 両国国技館大会

各団体が日本国内外でビッグマッチを開催した3月25日、巻頭は全日本プロレスのさいたまスーパーアリーナ大会だったが、印象に残ったのはDDTの記事。

とくに、29ページの竹下の正調ジャーマンSHの表情と、石川の大きい背中が写った写真は圧巻。

竹下は先日出演したニッポン放送のラジオ番組『真夜中のハーリー&レイス』で、「プロレスラーの素が出るのはジャーマンで相手選手を抱えているとき」と語っていたが、まさにそれを自ら体現するような写真だ。

続いて31ページにはまさかまさかのグレート・ムタのムーンサルトプレスに、続くページはディーノの尻から毒霧というギャップ。

毒霧を受けているムタの表情が実に良い。

 

注目記事【第2位】21世紀の技解説

今週は新日本プロレス「タグチジャパン」の監督、田口隆祐のヒップアタックを特集。

とにかく田口の文章が独特のセンスに溢れていて面白い。

「いまやケツでメシを食うほどの欠かせない技」というフレーズは否応なしに印象に残る。

田口らしい21”セイキ”の技解説だった。

 

注目記事【第1位】巻頭言

今週の週プロでもっとも興味深い記事だったのは、同誌の湯沢編集長が手がける巻頭言。

テーマは「高木三四郎社長に聞く2018年のDDT改革」。

個人的に、プロレスの試合と同じように「プロレスビジネスの今後」にも注目しているため、高木社長のインタビュー記事は非常に興味深かった。

とくに新日本プロレスの人気ぶりを認めつつも、新日本にはない切り口で業界のトップを狙うという戦略は面白い。

そのキーワードが「東京女子プロレス」というのは、一見すると意外な感じを受けるが、たしかに新日本プロレスにはない切り口だ。

さらに、AbemaTVでの無料配信についてデメリットは認めつつも、今後のファン獲得につなげるための「我慢の時期」と言い切るところは、なるほど経営者らしい思考だと思う。

DDTの動画配信サービス「DDT UNIVERSE」の登録者数や、ビッグマッチにおける観客動員数などは、今後さらに注目していきたい。

 

今週の週プロ総括

今週の週プロでもっともページ数を割いていた団体は、間違いなくDDTだっただろう。

両国大会の記事は巻頭と巻末にそれぞれ掲載されていたし、巻頭言でのインタビュー記事を読んでも、本誌がいま最も注目している団体と言えるだろう。

業界最大手の新日本プロレスのロス大会の一部、そしてLA Dojoのコーチに就任した柴田のインタビュー記事は次号に掲載。

おそらく次号の表紙は、新日本プロレスの4.1両国大会のメインイベントの勝者となるだろう。

安定のオカダか、それともザックがIWGPヘビー級王座を戴冠し初の表紙を飾るか、こちらにも注目していきたい。

 

アイキャッチ画像の出典:SportsClick