Amazonプライム・ビデオ『有田と週刊プロレスと』ベストバウトTOP3
- 2018.04.03
- よみもの・考察
- 有田と週刊プロレスと

Amazonプライム・ビデオで2016年11月から2017年7月まで配信されていた『有田と週刊プロレスと』という番組をご存知だろうか?
プロレス通として知られるくりいむしちゅーの有田が、毎回「その場で」番組から渡される1冊の週刊プロレスをテーマに語りまくるトーク番組である。
有田にはいつの『週刊プロレス』が渡されるかは一切伝えられていないにもかかわらず、毎回笑いあり感動ありのプロレストークを展開するのだから驚きだ。
しかも、シーズン1・2ともに評価は星4.5以上。
これはAmazonプライム・ビデオの動画のなかではダントツの高評価と言える。
今回はシーズン3の配信を希望しつつ、筆者が個人的に気に入っている回”BEST3”を紹介する。
【第3位】シーズン1 No.011 内藤哲也の「ロス・インゴ」旋風!
【#有田と週刊プロレスと】
第11話が配信スタートしました!😊🎉
今回のテーマは【内藤哲也】選手!不遇の時代を耐え抜き、ブーイングを大歓声に変えた涙のストーリー…!有田さんの熱弁も止まりません😂感動と笑いの第11話、お見逃しなく💕
📺https://t.co/whHZ0p2nT1 pic.twitter.com/2bsHeQcN8N— 『有田と週刊プロレスと』公式 (@aripro_wp) January 31, 2017
2018年の今なお続く「ロス・インゴ旋風」を新日本プロレスで巻き起こした内藤を取り上げた回。
内藤のNO LIMIT時代、解散後の不遇時代、そしてメキシコ遠征を経て大ブレイク、IWGPヘビー級王座戴冠……までが語られる。
有田をして「いま一番注目している選手」と言わしめるだけあって、内藤の不遇時代にファンが感じたであろうことを代弁するような語り口。
「知ったかぶり」では決してない、最近ファンになった人にもわかりやすい説明をしてくれている。
とくにIWGPヘビー級戴冠時の「ベルト放り投げ」を語る場面は、有田の解説を聴いているこちらも胸がアツくなる。
この回を観たあとは、2016年4月の両国大会、内藤がオカダに勝利して、初めてのIWGPヘビー級を戴冠した試合が観たくなるハズ。
【第2位】シーズン2 No.019&020髙田延彦vsヒクソン・グレイシー
【#有田と週刊プロレスと】
S2#20絶賛配信中😤🎉今回は【髙田vsヒクソン】完結編❗
ドームに集結したプロレスファン
周りを固めるかつての後輩たち
"プライド"を懸けて、ついに髙田延彦さんが運命のリングに立つ💥有田さんが語る世紀の一戦『PRIDE.1』
必見です!!😣✨
📺https://t.co/fXjAb8sLMi pic.twitter.com/qe3vhdg3Jf— 『有田と週刊プロレスと』公式 (@aripro_wp) December 5, 2017
筆者は髙田vsヒクソンで世間が盛り上がっていたとき、ちょうど新日本プロレスとK-1にハマっていた時期で、総合格闘技についてはまったく触れていなかった。
それでもこの回を観ると、当時の「プロレス最強神話が崩れた日」を体感した有田とゲストのビビる大木だからこそ語ることのできる、当時のプロレスファンの落胆ぶりを味わったよう。
当時のプロレスファンは、「総合格闘技は強い。ヒクソンは強い」ということはわかっていつつも、「それでも髙田ならなんとかしてくれる」と心から望んでいたのだろう。
有田の語り口はヒクソン・グレイシーの不気味さと、悲壮感漂う髙田延彦の対比が実に見事で、さらにビビる大木の「鬼退治」という比喩がわかりやすい。
この回で当時の空気を知った立場としては、髙田の1ラウンド負け、「PRIDE-1」終了後の猪木の発言まで含めて、ここまで壮大なストーリーと(プロレスファンにとっての)衝撃のバッド・エンドだったのかと驚くばかり。
前編・後編と合わせて視聴することを強くおすすめする。
ちなみに「長州 大仁田 入場」で検索すると、海外の動画共有サービスに当時の映像が見つかるが、異常なほどの盛り上がりだったことが伺える。
最近のプロレスのビッグマッチとは比較にならないほどの盛り上がりなので、興味のある方はぜひ観ていただきたい。
【第1位】シーズン2 No.010 長州vs大仁田、電流爆破デスマッチ!
【#有田と週刊プロレスと】
S2#10配信開始まであと6時間🎉
今回は【長州vs大仁田】ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ🔥
この一戦に至る数々のドラマとは…!?😳
『大仁田劇場』いざ、開幕✨
小峠さん、笑いが止まらず悶絶!!😂
📺https://t.co/fXjAb8sLMi pic.twitter.com/qoBQqSDcfy— 『有田と週刊プロレスと』公式 (@aripro_wp) September 26, 2017
第1位に選んだのは、「大仁田劇場」でおぼえている方も多いであろう、2000年の長州vs大仁田。
長州力復帰戦としても知られている伝説の一戦である。
しかも長州も大仁田も大好きな有田が語るからこそ、両者のモノマネが冴え渡り、結果的にシーズン1・2を通して抜群の神回になっている。
当時筆者は高校生、新日本プロレスにドハマリしていた時期なので、記憶を手繰り寄せるように見入ってしまったし、なかでも「オイ、カナザワ!」のくだりは本当に腹を抱えて笑ってしまった。
とにかくこれは言葉を尽くすよりも、観てもらいたい。
シーズン3は「nWo JAPAN」「第1回 G1 CLIMAX」を語ってほしい!
『有田と週刊プロレスと』のシーズン2が終了して、早くも半年以上が経過している。
そろそろシーズン3の情報が出てきてもいいんじゃないかな?
個人的にはプロレスにハマった時期の少し前にあたる「nWo JAPAN」ブームや「第1回 G1 CLIMAX」あたりの話が聴きたい。
いつになるかはわからないが、Amazonプライム・ビデオはぜひシーズン3を配信してほしい。
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