【新日本プロレス】LIJ vs 鈴木軍の熊本決戦!その勝利に説得力はあったか

【新日本プロレス】LIJ vs 鈴木軍の熊本決戦!その勝利に説得力はあったか
【大会名】レスリング火の国 2018
【日時】2018年4月29日(日) 開始18:30
【会場】熊本・グランメッセ熊本
【観衆】3,454人(札止め)

本日は2年ぶりに熊本・グランメッセ熊本で開催された新日本プロレス「レスリング火の国 2018」。

先シリーズからはじまった、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと鈴木軍の全面抗争の最終戦。

メインイベントはIWGPインターコンチネンタル選手権試合、鈴木みのる vs 内藤哲也!

熊本に響いたのは「デ・ハ・ポン!」の大合唱か、それとも「鈴木軍、イチバ〜ン!」か?

本記事では第6試合からレビューします。

 

【第6試合】BUSHI vs エル・デスペラード

◯BUSHI vs ●エル・デスペラード

9分58秒 反則

IWGPジュニアタッグ戦線ではヒロムとの間に因縁を深めていたエル・デスペラードだったが、今回のシングルの相手はBUSHI。

昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア以来の組み合わせだ。

デスペは事あるごとにBUSHIのマスクを剥がそうとするが、BUSHIもなんとか耐える。

終盤、ピンチェ・ロコを狙ったデスペに対してBUSHIが切り返しのニールキックからカナディアンデストロイヤーをズバリ。

さらにBUSHIはロープを使ったコードブレイカーをデスペに突き刺し、MXを決めんとトップロープに登るが、なんと金丸が乱入してきてBUSHIを妨害。

金丸はその後もBUSHIにストンピング攻撃を浴びせ続けるが、レフェリーが反則裁定を下してBUSHIの反則勝ち。

 

【第7試合】髙橋ヒロム vs 金丸義信

○髙橋ヒロム vs ●金丸義信

11分28秒 TIME BOMB→体固め

反則によりデスペの負けが決まったものの、金丸はBUSHIをストンピングで痛めつける。

ヒロムがBUSHIの救出に入り、そのままゴング。

金丸はさすがの巧さで、リング内外でヒロムにペースを握らせない。

ロープを上手く使ったボストンクラブでヒロムの腰を執拗に攻め立てる。

ヒロムはカウンターのラリアットから低空のドロップキック、金丸を抱え上げてダイナマイトプランジャーを狙うが痛めた腰のせいで体勢を崩してしまう。

場外ではひとつ前の試合から続いてBUSHIとデスペがもみ合っている模様。

両者の攻防はなおも続くが、金丸がレフェリーを掴んでエプロン上がっていたBUSHIにぶつける。

レフェリー不在となったリング上では、デスペがヒロムを羽交い締めに。

金丸はヒロムにウイスキーミストを狙うが、これをBUSHIが妨害して逆に毒霧を金丸に見舞う。

これで形成逆転したヒロムは、必勝パターンのコーナーへのデスバレーボムからTIME BOMBにつなげ金丸から勝利。

ジュニアのシングルマッチはLIJが2連勝!

 

【第8試合】SANADA&EVIL vs スミス&アーチャー

<王者>SANADA&○”キング・オブ・ダークネス”EVIL vs ●デイビー・ボーイ・スミスJr&ランス・アーチャー<挑戦者>

17分58秒 EVIL→エビ固め ※チャンピオンチームが2度目の防衛に成功

LIJ vs 鈴木軍の3回戦目はIWGPヘビー級タッグ選手権試合。

前王者のKESにとってはリマッチとなる。

奇襲から序盤のペースを握ったKESは、場外でのラフ殺法でSANADAとEVILを痛めつける。

KESはリング下からテーブルを取り出し、SANADAを叩きつけようとするがこれは失敗。

アーチャーのブラックアウト狙いをなんとか脱出したSANADAはEVILにスイッチする。

EVILがアーチャーを攻め立て、サナダと2人でマジックキラーを狙うが、これはスミスがカット。

ペースを握り返したKESは、なんとエプロンからのキラーボムでSANADAをテーブルに叩きつける!

続けて孤立したEVILをKESは怒涛の連携で攻め立て、マジックキラーで試合を決めようとするが、復活してきたSANADAがカットして失敗。

SANADAはKESの2人にドラゴンスリーパーを仕掛け、さらにEVILがラリアットでスミスを吹き飛ばす。

さらにSANADA&EVILはスミスにマジックキラーを狙うも、アーチャーがレフェリーを場外に引き込み妨害。

アーチャーはパイプ椅子を使ってさらに攻撃を加えようとするが、EVIL&SANADAが攻撃をかわし、逆にパイプ椅子に激突させる。

さらにEVILは得意のパイプイスギロチンでスミスを悶絶させ、EVILでマットに叩きつけ3カウントを奪う。

SANADA&EVIL組みが防衛回数を2に伸ばした。

 

【第8試合】鈴木みのる vs 内藤哲也

<王者>●鈴木みのる vs ○内藤哲也<挑戦者>

30分22秒 デスティーノ→片エビ固め ※鈴木が2度目の防衛に失敗。内藤が新チャンピオンとなる。

鈴木軍の新テーマに乗せてIWGPインターコンチネンタル選手権試合が幕開け。

内藤は前回の鉄拳コラボのデビル仁とはデザインが異なる白のマスクで登場。

試合の方は、ハッキリ言って9割が鈴木がペースを握っていたと思う。

執拗なヒザ攻め、カミソリのようなエルボー、どれをとっても鈴木が内藤を圧倒していた。

内藤がペースを握り返したのは、ヒザ十字を掛け直そうとした鈴木のスキを突いて切り返し、ビンタを連発して鈴木をふらつかせた終盤。

内藤の猛攻にあれだけ執拗に攻め立てていた鈴木が、ほぼ無抵抗だったのは気になった。

最後の内藤のデスティーノも決まりが浅かったように見えたが、3カウントが入る。

 

今日の総括

震災から2年後、新日本プロレスが熊本に帰ってきた。

内藤は締めのマイクでプロレス大賞受賞のときから使っている「一歩踏み出す勇気」に絡め、熊本にエールを送る。

興行じたいはハッピーエンドの空間に包まれた。

しかしメインイベントの内藤の勝利については、鈴木軍推し・アンチ内藤のみならず疑問を感じている人も少なくないようだ。

昨年のG1開幕戦での飯伏戦、優勝決定戦でのケニー戦のような、強敵を相手にしての説得力のある勝利には届かなかったように思う。

また、NEVERを落とした鈴木がインターコンチに挑戦したように、インターコンチを落とした鈴木が次にIWGPヘビーに焦点を絞るとも考えられる。

何にせよ、内藤が勝利し、インターコンチのベルトを戴冠したのは事実。

バクステコメントで内藤が連呼したように、翌日も鹿児島県は姶良での試合が控えている。

姶良出身のレスラーと言えば……

おそらく大阪城ホール大会で組まれるであろう、インターコンチの防衛戦を楽しみに待とう。

 

アイキャッチ画像の出典:新日本プロレスサイト