【新日本プロレス】最強ガイジンはだれだ?IWGP USヘビー級選手権試合と加熱するLIJ vs 鈴木軍の全面抗争

【新日本プロレス】最強ガイジンはだれだ?IWGP USヘビー級選手権試合と加熱するLIJ vs 鈴木軍の全面抗争
【大会名】Road to レスリングどんたく 2018
【日時】2018年4月24日(火) 開始18:30
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1,428人

本日、東京・後楽園ホールで開催された新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2018」の模様をお届けします。

メインイベントはジェイ・ホワイト vs デビッド・フィンレーのIWGP USヘビー級選手権試合。

急きょ決定したトーア・ヘナーレ vs 石井智宏のスペシャルシングルマッチにも注目です。

では、試合結果を見ていきましょう。

【第1試合】成田蓮&海野翔太&天山広吉 vs 岡倫之&獣神サンダー・ライガー&永田裕志

成田蓮&●海野翔太&天山広吉 vs 岡倫之&獣神サンダー・ライガー&◯永田裕志

9分48秒 ナガタロックII

後楽園ホールに鳴り響く『怒りの獣神』は何度聴いても「新日本プロレスの試合がはじまる」という感じがする。

50歳の誕生日を迎えて、いまだハツラツとしている永田裕志、真っ向から食って掛かる海野翔太。

試合を決めたのが昨日と同じ永田と海野なら、フィニッシュも昨日と同じナガタロックIIだった。

海野はまだまだ足元にも及ばないと言ったところか。

 

【第2試合】SHO&YOH&ロッキー・ロメロ vs TAKAみちのく&タイチ&飯塚高史

●SHO&YOH&ロッキー・ロメロ vs TAKAみちのく&◯タイチ&飯塚高史

8分54秒 反則

連日連夜、マトモに試合をさせてもらえないロッポンギ3Kの3人。

今日も今日とて飯塚の噛みつき攻撃からタイチのマイクスタンド攻撃まで、あらゆる反則技で翻弄される。

最後はSHOとタイチのマイクスタンドの取り合いからレフェリーへの誤爆、SHOが反則裁定で鈴木軍の勝利。

なんという不穏な決着!これが90年代の新日本プロレスなら遺恨精算マッチ待ったなし!!

コラコラ問答からはじまり、最後はドラゴンストップで。

 

【第3試合】本隊 vs CHAOS 6人タッグマッチ

KUSHIDA&◯真壁刀義&マイケル・エルガン vs ウィル・オスプレイ&YOHI-HASHI&●矢野通

8分12秒 キングコングニードロップ→片エビ固め

IWGPジュニアヘビー王座の前哨戦。

連日のように高度な切り返しを見せるオスプレイとKUSHIDAのカードは新日本プロレスジュニアの黄金カードだろう。

ここでもしっかりと見せ場を作っているエルガン、もしメインでジェイがUSヘビーを防衛したら次の挑戦者にもっとも相応しいのだが……

試合は本隊側が矢野の金的を喰らわずに、最後は真壁のキングコングニードロップでフィニッシュ。

 

【第4試合】トーア・ヘナーレ vs 石井智宏

●トーア・ヘナーレ vs ◯石井智宏

15分20秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

先日からのヘナーレの積極的なアピールがかなって、急きょ組まれたスペシャルシングルマッチ。

ヘナーレは真っ向勝負でぶつかって、「石井智宏こそストロングスタイルだ」と自らが望んだ戦いのうえで勝ってほしいところ。

石井の一方的な試合になるかと思いきや、なんのなんの、ヘナーレも引かずに前に出る。

とくに石井をコーナーに固定しての逆水平チョップ連打は実に良い攻めだった。

最後は石井の垂直落下式ブレーンバースターに散ったが、ヘナーレは去年アキレス腱をケガして欠場していたとは思えないような試合を見せたと思う。

「これがメインでもよかったんじゃないか」と思わせるような充実の試合ぶりに拍手を贈りたい。

 

【第5試合】LIJ vs 鈴木軍 10人タッグマッチ

●髙橋ヒロム(LIJ) vs ◯鈴木みのる(鈴木軍)

13分27秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め

鈴木軍は新しい軍団テーマ曲に乗って入場。

ジュニアタッグの王者組も昨日に死闘を繰り広げたとは思えないほど、コンディションが良さそうだ。

果たして試合はIWGPインターコンチの前哨戦とIWGPヘビータッグの前哨戦に絞られたわけだが、鈴木のコンディションの実に良いこと。

内藤のヒザを攻めている最中にカットに入られても、リング上でローンバトルとなっても、むしろ向かってくる敵を次々と返り討ちにする姿は、まさにプロレス界の王様。

ドラクエやファイナルファンタジーのボスにありがちな、眷属(KES)を倒したら弱体化するタイプではなく、むしろ眷属なんか必要ないほど単体でも強いタイプ!

 

出典:https://www.youtube.com/watch?v=AVB9i49DFuc

「みのる無双」とも言うべき強い王者像を見せているようだった。

最後は両軍のボス同士がマイクの舌戦で、来るレスリング火の国に華を添える。

LIJは熊本で鈴木軍に制圧されてしまうのか?それともタッグのベルトを守り、インターコンチのベルトを奪取するのか!?

 

【第6試合】本隊 vs CHAOS 6人タッグマッチ

●田口隆祐&ジュース・ロビンソン&棚橋弘至 vs 外道&後藤洋央紀&◯オカダ・カズチカ

14分02秒 コブラクラッチホールド

IWGPヘビー級王座の前哨戦、NEVER無差別級王座の前哨戦を兼ねた試合。

オカダがこれまた棚橋の攻撃など効かぬと、圧倒的な無敵王者っぷりをアピールする。

さらに連日のツームストン葬で「恐いオカダ・カズチカ」を見せつける!

鉄拳コラボのラース衣装で景気をつけたかった棚橋だが、昨日と続けていいところなし……

がんばれACE!

 

【第7試合】IWGP USヘビー級選手権試合

◯ジェイ・ホワイト<王者> vs ●デビッド・フィンレー<挑戦者>

26分49秒 ブレードランナー→片エビ固め ※ジェイ・ホワイトが2度目の防衛に成功

ジェイ・ホワイトとフィンレーは海外からプロレス留学で来日、新日本プロレスで同じ釜のメシを食った仲。

お互いに10度のシングルマッチを戦い、戦績はジェイの9勝1敗。

さらに、世界トップクラスのレスラーであるケニー・オメガを倒してのUSヘビー級王座戴冠とくれば、両者の間に大きな隔たりができていることになる。

フィンレーにとってはデビュー以来最大のチャンスが巡ってきたわけだから、「良い試合をした」だけではなく、赤いベルトを腰に巻きたいところ。

いざ試合が始まってみると、これまでにないフィンレーの躍動が見られた。

とくにスピアーは威力も精度もあがっていて、磨けば一撃必殺の技となるだろう。

対してジェイもこれまでの荒削りだった部分が削ぎ落とされ、高速バックドロップやブレードランナーの一瞬の切り返しなど、文字通りナイフのようなシャープさを身に着けている印象がある。

蓋を開けてみると、USヘビー級王座にはどうやらテーブルをめぐる攻防が鉄板となっている模様。

「テーブルをセットした者がテーブル葬される」という鉄板ネタもしっかりと見せてくれて、最後はフィンレーの必殺プリマノクタを一瞬で切り返したジェイがブレードランナーで3カウントを奪う。

 

今日の総括

IWGPジュニアタッグ選手権試合、USヘビー級選手権試合と、後楽園ホールにて注目の選手権が終了したので、いよいよ次の照準はLIJ vs 鈴木軍の全面抗争かと思いきや……

27日(金)の広島「Road to レスリングどんたく 2018 ~安芸の国 戦国絵巻~」でおこなわれるNEVER無差別級選手権試合の影が薄い!

しかも試合自体はセミファイナルで、メインイベントはIWGPヘビーとIWGPジュニアヘビーの前哨戦。

去年の鈴木みのるNEVER王者時代はメインを張れていたのにどうした!

王者は悔しさを試合やバクステコメントでぶつけてほしいし、ジュースも「獲るぞ獲るぞ!」だけではなく、「後藤が王者ではNEVERの格は上がらない」くらいの主張は必要かと。

後藤の防衛か、ジュースの二度目の正直か。

どちらが王者になってもぜひNEVER無差別級の格上げしてほしい。

 

さて、本日のメインイベントだったUSヘビー級王座。

蓋を開けてみればヘナーレと石井のシングルマッチに勝るとも劣らない良試合でした。

ジェイがケニーからUSヘビー級王座を奪取したときはまだまだ彼の実力に懐疑的でしたが、ハングマン戦、そして今回のフィンレー戦と防衛戦を重ねていくうちに試合に説得力をつけていったように思えます。

いまケニー以外にUSヘビー級王座を巻くのに最適な選手といえば、やはりジェイ・ホワイトをおいて他にはいないでしょう。

試合後のマイクでジェイが言っていたように、「フーイズネクスト?」なわけですが、本来なら本隊側のフィンレーが破れた後は、敵討ちとしてマイケル・エルガンの登場が望まれるところだったように思います。

筆者は今回のUSヘビー級王座はジェイがキッチリと防衛し、エルガンがリングに上がってくるのではないかと予想していました。

しかしまあ……エルガンはやはりスキャンダルが足を引っ張っているのか、なかなかトップ戦線には絡めないのが実情なんでしょうかね。

 

アイキャッチ画像の出典:新日本プロレス公式サイト