【全日本プロレス】2018チャンカー優勝者決定!全日本とNOAHの「再合体論」に思うこと

【全日本プロレス】2018チャンカー優勝者決定!全日本とNOAHの「再合体論」に思うこと
【大会名】2018チャンピオン・カーニバル優勝決定戦
【日時】2018年4月30日(月) 開始18:30
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1,697人(超満員札止め)

1日遅れてしまいましたが、今回は先日開催された2018チャンピオン・カーニバル優勝決定戦の感想+αをお届けします。

客入りはなんと1,697人の超満員札止め!後楽園ホールでは久しぶりではないでしょうか。

来年あたりは大田区総合体育館、なんなら日本武道館での開催も視野に入れられる客入りだと思います。

数々の刺激的なカード、ベストバウトとも言える試合が連発したチャンカーもこれにて終了。

チャンカー終了ということは、これから新しい闘いの始まりでもあるわけで。

全日本プロレスの2018年後半は、三冠王座を始めとしてさまざまな動きが起こる模様です。

 

2018チャンカー優勝者は「NOAHの象徴」丸藤正道!

優勝決定戦は凄まじい試合だった。

現・三冠王者と方舟の象徴による優勝決定戦、こんな刺激的なカードがあるだろうか。

互いにブラックアウト、虎王というヒザを使った技を得意とする選手。

試合の要所要所でもヒザによる攻撃がポイントとなった。

しかし、宮原のフィニッシャーであるシャットダウン式ジャーマンスープレックスを耐えた丸藤がひとつ上だったか。

丸藤にとっては「外交の切り札」であるポールシフト式エメラルドフロウジョンが宮原にズバリ!

2016年のG1 CLIMAXでは、IWGPヘビー級チャンピオンのオカダから勝利を収めた技だ。

しかも今回は全日本プロレスのリングで、NOAHの創設者である三沢光晴さんの象徴とも言える技でのフィニッシュ。

新日本プロレスのG1でのそれとはわけが違う!

「王殺し」とも言える技で最高のプロレスラーを破った丸藤は、当初「興味がない」とまで言っていた三冠王座への意欲を示す。

さらに全日本プロレスのリングのど真ん中で「NOAHにも来てくれ」は、短いながらに色んな思いが詰まりすぎた一言だったと思う。

丸藤優勝に全日本プロレスのファン、NOAHのファン関係なく会場が爆発した。

出場選手中いちばん小さい選手が優勝したというのも、スーパーヘビー級が揃うチャンカーでは前代未聞のことだろう。

2018チャンカーはこれにて幕を閉じたわけだが、2016の関本大介、2017の石川修司、そして今回の丸藤と3年連続で所属外の選手が優勝している格好だ。

所属選手にはぜひここで奮起してほしいし、インディー団体で「われこそは」という選手はチャンカーを飛躍の場とするのもいいかもしれない。

 

全日本とノアはひとつになったほうがいいのか?

秋山vs丸藤戦後、自身もプロレスラーとしてリングに上がるハチミツ二郎さんがこんなツイートを残している。

あくまで「極論を言えば」と前置きされているので、これに対して「ハチミツ二郎はプロレスがわかっている/わかっていない」などと言うつもりはないけど。

これまでに「全日ノア再合体論」は、プロレスファンの間で少なからず語られてきたことだと思う。

丸藤正道のチャンカー参戦および先日の馬場元子さんの訃報を受けて、ふたたび持ち上がってきた感もある。

 

ハチミツ二郎さんのツイートに寄せられたリプライを見てみると、「同感」とする声もあれば「否」とする声も挙がっている。

ビジネスのことはよくわからないけれども、それぞれの道を歩むよりは合併したほうが良いのかも知れない。

本来は「王道・最高のプロレスをたくさんのお客さんに楽しんでもらう」がプロレス団体としては最も大事なことであって、一部のファンの思い入れとかお家騒動とかは二の次だからだ。

両団体がさらなる収益アップ・集客アップを目指すなら、合併というM&Aは手段のひとつとして検討の余地はあるだろう。

しかし、ノアが誕生してからはや20年が経とうとしている。

再合体するには時間が経ちすぎているのはないだろうか。

 

たとえばこれが新日本プロレスとプロレスリングZERO1だったらどういう反応が帰ってくるだろう?

ZERO1のルーツであるZERO-ONEは、新日本プロレスを退団した橋本真也、大谷晋二郎、高岩竜一を中心に2001年に旗揚げした団体だ。

20年近い月日が流れると、たとえルーツが同じでも文化が異なる団体となる。

そこに選手の想い、ファンの想いが乗ってくると目先の収益や集客どうこうの話じゃなくなってくる。

過去に全日本は選手の大量離脱からここまで持ち直した実績がある。

苦しい状況が続いているNOAHの自力による持ち直しができないということはないだろう。

ファン同士が論を交わすのはもちろん自由だし、両団体が再合体へと動き出したら見守るしかないが、現状は交流戦で地道にファンを増やしていくことがベターな選択だ。

 

アイキャッチ画像の出典:全日本プロレスTV